kenkeng3’s diary

シゲ♡♡

「グリーンマイル」 ネタバレ

幸運にも、初日と2日目の「グリーンマイル」、

2回観ることができました。

その感想をまとめるので、

ネタバレです。

ちょっと偏ってるけど(笑)

 

 

 

 

 

 

 

ほんとに読む??

 

 

 

 

 

では。

 

そこにポールがいた。

そのポールへ心情移入して、

心が揺さぶられました。

泣くのではなく、虚無感というか、

やるせなさというか、どーんと

はまりこみました。

そのせいか、感想はまとまらず、

色々なことを頭の片隅で考えて過ごした

一週間でした。

 

初日、登場したポールの髪型が

オールバックで、納得。おそらく年上に見せたい

所を秀でた額で表すとは。なるほど。

顰め面も相手の話を聞く時も、表情豊かに表現する

ので、とても伝わってきた。

 サタジャニでは付けていなかったネクタイを

緩めに締めた制服姿のポールは、堂々としていて。

 

何より、やや早口で、翻訳文体のため、硬めな

言葉で舞台を進めるポールは、より緊張感を持った

存在であり、悩みを抱えてもいて、職務を全うする

ことに誠心誠意努めていた。

 

ほんと、この真摯さが、ヨシノリ先生とも

オーバーラップするのかなぁ。

 

翻訳文体のセリフは、独特な言い回しで、

既婚者で真面目に仕事に取り組むポール・エッジコム

がそこにいた。妻を大切にしているセリフと

照明にキラキラ輝く結婚指輪が信頼度を

増しちゃう。

 

加藤くんの声は独特で、

舞台人ばかり脇を固める面々のクリアな発声とは

異なるのだけど、それが、逆にリアル感を増す。

NEWSの歌声においても、

硬く突き抜ける歌声のてご、

優しく寄り添い歌声に色彩をもたらすまっすー、

低音や溶け合う声質で支える小山さんとは違う

籠った声は、ざらざらと耳に残り、

それが私にはリアルさを増す歌声が加藤くん。

これが舞台でも、しかも、狭い劇場なので、

肉声で聴けるのは、本当に貴重だ。

ポールの真摯さのリアル感が増すのは、

加藤くんの声にあると勝手に思ってます。

 

看守仲間は、3人に絞られて、

口は悪いが、最も理解してくれる存在のハウエル。

看守の仕事には日も浅いスタントン。

そこに、とことん自己中心的なパーシーが来る

事で、主任としてポールは面倒で仕方ない。

何よりも、死刑囚の最後の日々を穏やかに

過ごさせる事が己の身の安全を保証するため、

チームとして足並みを揃えたいのに、絶対に

揃わない。ポールは、強い言葉で、パーシーを

指導しなくてはいけない、この難しさ。

ムーアズ所長は、厄介なこの棟の始末はポールに

任せ、全体を見なければならないし、妻は

原因不明の病に侵されていた。

 

パーシーはとことん小心者で嫌な奴だった。

 

その棟にいたのは、極悪犯の面影を失くしたかの

ように見えるデラクロア。そこにやってきた

大男、コーフィー。

ほんと、コーフィーがはまっていた。

たどたどしく、シンプルなセリフだが、

訥々と話す様子に死刑囚らしい残忍さを

感じられない。これを上手く表していた。

あーこの人、いい人だよね、って感じさせるって

凄いなぁ。

 

ポールの持病を演じるシーン、良くってねぇ。

映画のようにトイレに行くことはなく、

激痛で股間を押さえるポールなんっすよ。

苦痛に歪む顔とか、良かったなぁ。

 

そして、コーフィーのパワーで治す場面とかね。

脳内に焼き付けておきたい、と思ったら、

WSで取り上げられていて、感謝しかなかったわ。

 

脚本が、シンプルに死刑囚と看守に焦点を絞り、

死刑とは、合法的に一人の人間を死に至らしめる仕事とは、そして、冤罪とは。

普遍的な洋の東西を問わぬ価値観にまとめあげられたのは、素晴らしかった。

 

だから、余計にポールの心の動きが全体を揺り動かすので、緊張しかないよね。

 

そこにやってきた稀代の極悪人ウォートン。

本当に嫌な奴。

 

コーフィーの奇跡や人柄に触れる事で、

遂に知ってはいけない事を調べてしまう

ポール。

 

冤罪を晴らせるようなご時世ではなく。

 

全てを知ってしまったポールがトラックの荷台で、

コーフィーと語り合うシーンは忘れられない。

魂の交流がそこにはあった。

恐らくはそのパワーのせいで、辛い思いを

重ねてきたコーフィーは、手放してしまう。

 

ラクロアを演じた加納さんが芸達者で、

女形も経験されているだろう演技、

また、舞台らしい空間と時空の歪んだ演出とか、

ワクワクしかなかったわー。

 

シゲアキが、明るい性格で演じるようにした、

とどこかで話していたけど、それ、良かったー。

すごく重い内容だけど、根は明るいポール。

つらい体調もジョークで誤魔化したり。

ラクロアやウォートンを騙すくだりは、

看守仲間と絶妙なチームプレイするし。

明るく穏やかだけど、緊張感を持って、職に臨む姿はかっこよかったよーーー!!!!

 

一週間経って、それでも印象に残っていることを

まとめました。

 

色々仕込むシーンとか、違う角度で見てみたいし、

公演数を重ねることで、より色合いを増す演技が

確実に加藤くんの力になると思うと、

楽しみしかありません。

 

演出の瀬戸山さんは、恋愛に苦しむ男を

演じさせたい、って話してたなぁ。

悩み苦しむ姿って、人を成長させるのかな。

 

さて。

 

NEWSとしての活動も、

きっと彼ららしい、

ファンへのサプライズを準備してくれていると

信じて待ちます。

 

TVガイドPERSONの小山さんのインタビューを

読んだら、ファンのために、いつもメンバーが

笑顔で過ごすって話してくれていた。

こんなにファンのことを考えてくれる

チームのリーダーが小山さんで良かったし、

彼は無条件に愛を差し出す方で、

それを当然のものとして受け止める

シゲアキ、まっすー、テゴがいるNEWSは

きっと良いNEWSをもたらしてくれる。

 

いやぁ、

グリーンマイルは、

確実に俳優加藤シゲアキを一回りも二回りも

大きな存在にしてくれる作品だと確信しています。

 

まさに

Shigeaki makes us happier!!!

そして

NEWS MAKES YOU HAPPY!!!